2010年06月27日

VFR1200F試乗

前からちょっと気になっていたVFR1200Fの国内モデルを試乗してきました。

国内仕様のスペックから抜粋。
■最高出力 111PS/8,500rpm
■ 燃料タンク容量18リットル(無鉛プレミアム)
■変速機 6段リターン
■タイヤ(前)120/70ZR17 (後)190/55ZR17
■シート高 0.79m
■車両重量 268kg

いやー、乗ってよかったですよ顔2、ホントに!
ホンダの最新テクノロジーがつぎ込まれたバイクって感じですね。進化しているなと。
VTR250なんかを近くでみると溶接の粗が目立ったりするのですが、VFRは値段も高いだけあって細部の作りこみが綺麗です。
正直言って最近のホンダのバイクってつまんないのばっかりだなぁって思っていたんですよ。VFRに試乗したら180度考え方が変わりましたねー。いやー、すばらしい。
もうすぐデュアルクラッチ版がでるらしいですが、こちらも気になります。



メーターの写真を撮り忘れたのでHONDAのホームページから拝借してきました。
左側:デジタルスピードメーターと燃料計
中央:アナログ式タコメーター、レッドゾーンは9千回転から。
右側:水温計、オド・トリップメーター、時計、気温計


まずはガソリンスタンドに寄って燃料を補給します。試乗車といっても自分が乗る分くらいは入れないと。ホンダ車には珍しいハイオク仕様なんですねー。
シートは見た目よりも低くて足つきがいいですが、ステップがちょうどふくらはぎに当たります。でもそんなに気になりません。他車との比較ではCB400SFより若干悪いかなっていう程度。CB1300SFはまたがったことが無いので分かりません。
ライディングポジションはスーパースポーツとネイキッドの中間の前傾で、1時間程乗ってみて体のどこかが痛くなるようなことはありませんでした。ハンドルがもうちょっと高いほうが私の好みかも。
車重が268キロというのが信じられないくらい車体が軽く感じます。あと油圧クラッチのレバーも軽い軽い。小回りするときも不安無く走れます。


フロントビュー
オプションでロングスクリーンがあるようですがこれで十分ですね。
カウリングに取り付けるナックルガードもあってこちらの方が効果がありそう。
ミラーは高い位置にあって後方がよく確認できます。
埋め込み式ウィンカーのデザインもいい感じです。


リアタイヤまわり
片持ちスイングアームにシャフトドライブです。
そう、チェーンじゃなくシャフトドライブというのが気に入りました。
チェーンだとオイルの飛び散りは気にしませんが、注油には気をつかいます。一日に500キロも移動したら途中で雨に降られることって普通にあるじゃないですか。そんなときも注油なんて気にしなくていいんですよ。走りに専念できます。
シャフトドライブのクセ?全然分かりませんでした汗・涙 2
(写真の緑の線みたいのは葦の葉っぱね)


マフラーまわり
マフラーには可変排気バルブが付いています。
セルボタンを押してエンジンを始動すると一瞬V型エンジンのボゥという迫力ある排気音がして、その後静寂なアイドリングになります。4千回転あたりまでは静かなままでトルクもスカスカ。そこから上になると力強い排気音に変わりエンジンもパワフルに変化します。VTECの強烈版のような感じです。
時速60キロまでは2速までしか使いませんでした。60キロで無理矢理6速まで入れてみましたが、そのときの回転数は2千回転(たぶん)でエンジン音も振動も無くて風切音しかしないので、余計トルクが無いように感じます。そこから加速もできますが、そういう使い方はこのバイクには向いていないように思います。



フラットなリアシートとタンデムグリップの高さが均一な平面になるので荷物が積み易そうです。
シートは取り外しが可能ですが収納空間はありません。取扱説明書にはU字ロックと車載工具、それと車検証が収まると書いてあります。


国内仕様が111psで1,575,000円、逆輸入だと172psになって1,780,000円、さらにデュアルクラッチだと1,950,000円。
以前乗っていたR1の経験から、おそらく2速で軽く180キロに達してしまうでしょう。国内仕様でも十分ぶっ飛べますが、逆輸入ではリミッターが効くのは299キロ。そしてこいつはスーパースポーツではなくツーリングバイク。
ドカティなんか乗っている場合じゃないよ。さぁどうする?

  

Posted by kerokero at 19:29Comments(2)TrackBack(0)バイク