2007年12月17日
本能寺はどこだ!
京都に行ってきました。
ちなみにわたくし歴史は大の苦手なのですが、それでも京都の神社仏閣を
見るのは好きです
ただあまりに数が多すぎるので、今回は、歴史的エピソードは知っているけど、
その場所は写真ですら見たことが無いところを見学することにしました。
エピソード1、織田信長が自害した本能寺はどこだ?
エピソード2、芥川龍之介の羅生門はどこだ?
エピソード3、新撰組が襲撃した池田屋旅館はどこだ?
エピソード1 【本能寺】
本能寺の変があった場所は現在の本能寺ではなかった。
修学旅行での人気も高い本能寺、観光客の多くは上の写真の本堂を見て、
ああ、ここで信長は「おのれ~明智光秀め~!」と光秀を恨みながら切腹したのかと
想像することでしょう。私も同じように想像したのですが、たまたま隣接する宝物館で
何気なく手にした「本能寺の変遷図」を見てショック
本能寺の変があった場所は、今居る場所とは違うところに書かれているではないですか。
で、私は行きましたよ、本能寺の変があった場所に。
下の写真がその場所です。
【本能寺の変があった「本能寺跡」】
住所は「中京区油小路通三条下る」あたり
歩道の上に「本能寺跡」の石碑があります。
なーんだ、ただの住宅街じゃん!
某観光タクシーの運転手さんにその話をしたら、
「皆さん、せっかく盛り上がっているのに、がっかりさせるのが気の毒なんで
お客さんには黙っとるんですよー。」
【本能寺の変遷図】2007年12月20日追記
本能寺大寶殿宝物館で入手したものです。
エピソード2 【羅生門】
芥川龍之介の小説「羅生門」に出てくる羅生門は、五重塔で有名な東寺の西側に
その跡地があります。その場所は今は児童公園になっていて、小説にあるような
死人がごろごろ転がっているおどろおどろしい雰囲気は全くないのでした。
【羅生門跡周辺】(道路の向かい側から撮影)
エピソード3 【池田屋騒動】
幕末に新撰組が襲撃した池田屋旅館は古い木造の建物を想像していました。
壁や柱に返り血とか刀傷とかあるのかなと思ったら全くの期待はずれ。
今やその場所はパチンコ屋になっていました。
しかも、つぶれたらしく管理会社の看板が張られていました。
【そのパチンコ屋】
この場所は、トラブルで商売が長続きしない立地なのかも知れません。
・・・とまぁ、歴史的エピソードがあった場所に行ってはみたものの、その場所は
変わり果ててしまっており、心はタイムスリップできなかったのでした。
もちろん後で、京都の定番をあちらこちら見学しましたけどね。