埼玉県より発信

先日、CB４００SFですが、手放し走行するとハンドルがブレることに気がつきました。
下り坂だとテストし易いのですが、平地でも40キロ～８０キロに加速したあと手放し状態にするとブルブルブル～となります。およそグリップエンドのところで３センチくらい、まるでフロントタイヤが蛇行するような感じで左右にブレるんです。

この車両、転倒歴ありメーター交換ありを格安で購入した経緯があるので、最初はフレームかフロントフォークのゆがみを疑っていました。走行距離はやっと１０００キロ超えたくらいなので、クレーム修理が可能なら対応してもらおうとバイク屋へ持ち込みました。ところが原因は思いもよらないところにありました。

工場長がバイクを見るなり
「乗りもしないでこんなこと言うのも申し訳ないけど、原因は多分ケースですね。」
「ケースってバイク便ボックスですか？」
「そう、ちょっと前にもブラックバードのお客さんがハンドルがブレるって言うんで、ホンダに聞いたり色々試しても原因が分からなくて、最後にパニアケースを外したらピタリと収まったんですよ。」
という話を聞いて、まぁ百聞は一見に如かずとばかり実際に乗って診てもらうことに。

まずはボックスをつけたまま。
工場長が5分ほどして戻ってきた。
「確かにブレますね。」「今度はケース外して試してみましょう。」
次にボックスを外して試乗。
「多分もうブレていないと思います。乗ってみて下さい。」
で、今度は私が乗ってみました。
農道の直線で６０キロくらいまで加速して手放ししてみたら、
「うっそー！ブレていない！」

いやー、驚きました。ボックスが原因だったとは。
これが高速道路でだったら分かりますよ。乱気流のせいかなって。
それがたかだか４０～５０ｋｍの速度でこんな現象がおきるなんて。
流石、数多くのバイクを診ているだけあって、工場長の経験には脱帽でした。

でも、なんで？　不思議だ～