2009年02月18日

ちょっと4WDの話でも

ちょっと4WDの話でも
今乗っているジムニーは5台目の4WDになります。1992年頃はトヨタのランドクルーザーの(PZJ70V)に乗っていました。通称ナナマルというやつです(ジープじゃないよ)顔2 休日になると仲間と連れ立って山の中へ出かけ、クロスカントリードライブとキャンプを楽しんでいました。
当時、子供がまだ小さく、子守を家内にばかり任せっきりにするわけにもいかないため、出かけるときはどちらかを連れて行きました。上の子のオムツがまだ取れていないころです。運転中はチャイルドシートに縛りつけ、休憩時やテントの中ではオムツ交換していました。
冬に雪中行軍をしたときは雪の中でキャンプです。みんな驚くのですが、4WD仲間の先輩たちがそうしていたし、子供もそれが原因で風邪を引いたなどということはなかったように思います。何でも口に入れたがる子供を、犬のフンが転がっている公園で遊ばせるよりはずっといいかなと思っていました。
一度だけ、山の中でスタックしておまけにウインチのワイヤーが切れて脱出するのに一晩かかってしまい、家内に心配かけてしまったことがありました。あの時は子供のオムツを使い切ってしまい、その後はご想像のとおり。子供には可愛そうなことをしたと反省しております。


伝家の宝刀デフロックの話
ある日、3台で福島県の羽鳥キッズというオフロードコースがつぶれた跡地に遊びに行きました。
スタックしそうなところを、ライン取りやアクセルワークといったテクニックを駆使して走るのが4WDの醍醐味です。この時は、雨で深く掘れたわだちを、わざと難しい斜めのラインで横切ろうとしていました。
斜めに横切るのがなぜ難しいかというと、フロントの右タイヤとリアの左タイヤが浮くとディファレンシャル(デフ)が働いてしまい、接地しているタイヤに駆動力が伝わらなくなってしまうのです。いわゆる対角線スタックという状態です。私のナナマルにはそのデフを前後共ロックする装置(4輪デフロック)が付いていましたが、デフロックを使って走破できてもテクニックで走破したのではないので仲間からは馬鹿にされてしまいます。
デフロックを使用したときの走破性は強烈で、タイヤのグリップの良い岩場では車が横転するまで走り続けると言われています。戦車のような走破力は使い方を誤ると痛い目をみる諸刃の剣です。自動車メーカーは、デフロックは危険なのでリアだけしか付けなかったり、オプション設定から外したり、そんな流れになってしまいました。機能を理解できないユーザーが失敗の責任を人のせいにした結果、伝家の宝刀は封印されてしまいました。


ヘタクソの証・・・顔7


ディファレンシャルギアの話
ナナマルやジムニーのようなパートタイム4WDでは、4WDで走行中にハンドルを切ると前後のタイヤに回転差が生じ、タイトコーナーブレーキング現象が起きます。フルタイム4WD車ではこの回転差を吸収するためにセンターデフが設けられています。
アスファルトのような摩擦係数の高い平面では有効なフルタイム4WDですが、悪路ではたった1輪宙に浮いただけで走行不能になってしまいます。これを防ぐため、フルタイム4WDにはセンターデフロック装置が付いていました(ランドクルザー80などが代表的)。
  

Posted by kerokero at 08:18Comments(4)TrackBack(0)車、ドライブ